介護のドクター

介護施設でも医師の求人が盛んです。

診察中のドクター

医師

施設に入居されているお年寄りが診察を受けやすいよう、福祉や介護施設と提携している病院での求人もたまにはあるようです。 普通の病院と比べて患者さんの年齢が高くなりますので、年配者と接するのが得意な方ならそうした求人に応募してもよいのではないでしょうか。 若者が嫌いだ、苦手だという方も向いてそうですし、働く側からもこうした病院はそこそこ歓迎されているかもしれません。 何科の病院が多いのかですが、歯科なんか患者さんの数も多そうです。 何歳になってもみんな丈夫な歯を持っているのなら特に歯科医院の需要が高くはなりませんが、老人ホームへの入居を考える歳にもなると入れ歯の世話になっていたり、 インプラント手術を受けていたりと、歯に関する悩みも増えているのです。 食事をおいしく召し上がるには丈夫な歯がなければいけませんし、何本も抜けてしまったままではスルメやビーフジャーキーを噛み千切ることはできません。 何でも食べられるほうが栄養のバランスも取りやすいですし、施設内で楽しく生活したければ歯は欠かせないのです。 この診療をする歯科医師になるには資格が必要で、誰でもなれるものではありませんし、軽い考えで取得できる資格でもありません。 介護施設で働きたいから歯科医師になろう、という発想ではなく、歯科医師になるつもりだけどこんな求人があるんだ、応募してみよう、というのが多いでしょうか。

施設の薬剤師

医師が常駐しているような大きな施設ですと薬剤師も一緒にそこで働いていることはあり、欠員がでたら求人をかけて補充します。 介護の世界で勤務することになっても、それ以外の業界で働くのと大きな違いはありませんので経験者なら簡単に受け入れられるでしょう。 この求人に応募するにあたっての一番の問題は、薬剤師としての資格を有するということになり、それがなければ面接を受けることすらままなりません。 薬剤師の資格はスクールで勉強をした後に、国家試験に合格すれば手に入るのですが難易度の高い資格なので誰でも気軽に目指せる類のものではありません。 将来は薬剤師になるぞ!と決意した人でないと途中で投げ出してしまうかもしれませんので、受けるのならそのつもりでいましょう。 業務内容は薬局や普通の病院と同じで、医師から出された処方箋をもとにお薬を調合するのがメインとなります。 介護施設と深い関わりを持つ病院ですと患者さんの幅は限られますので、処方するドラッグの種類も多少は限定されるかもしれませんが、 プロとして一通りの知識を備えておいたほうがいいでしょう。 薬剤師の勤務地候補はいろいろとありますし、その後転職をするかもしれませんので、どんな環境の変化にも対応できるよう準備は万端にしておきたいです。 また資格を取得したり就職した後も新薬はどんどん開発されるので、新しい情報にも貪欲な姿勢が求められます。

病院長

介護や福祉の施設がお抱えの病院を所有している場合ですと、ただの医師ではなく、院長を求人募集することもまれにあるようです。 そうした病院は日本全国でもそれほど多くはないでしょうし、病院長募集という求人はあまり目にすることもありませんが、絶対にないことではありません。 「院長先生と呼ばれたいな、かっこいいじゃん」と常々思っている人ならまめに院長募集の求人を検索しているでしょうが、 それ以外の方は「一度も見たこと無いんだけど本当にそんなのあるの?」と疑いたくなるでしょうが、あります。 とはいえいきなり院長をやってもらおうというのはハードルが高いですし、まずはその候補として雇用しようという求人が大半でしょう。 しばらくは下積み経験を積んで数年後には院長になってもらう、そのための求人ならみなさんもたまには見たことあるのではないでしょうか。 経験者の応募が喜ばれそうですが就職活動をしている元院長先生というのはあまりいませんので、 募集する企業側もそのあたりの事情を考慮して有望な候補者を新聞の求人広告で探しているのでしょうね。 だいたい定年退職した以外の元院長先生という存在はちょっとあやしげで、それが若い方ですと患者さんが少なくて畳んだ病院、評判が悪くて待合室には閑古鳥が鳴いていた病院だったのでは? と思われてしまうでしょう。 そうした理由で病院長候補の求人が多いのです。